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スピーチをテーマにした小説『本日は、お日柄もよく』

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遠出する際の際に必ず持っていくものといえば皆さんはなんだろうか?私の場合はもっぱら本だ。それも文庫本。なんといってもコスパが良い。500〜800円程度の金額で移動の間や宿泊先ホテルなどずっと楽しむことができる。

先月出張が重なり、今回も文庫本を持って行こうと思い、書店でたまたま手に取ったのが原田マハ著『本日は、お日柄もよく』だ。たまたまといっても、著者は『楽園のカンヴァス』で山本周五郎賞受賞を受賞した実力派。ルソーの絵画をめぐる斬新なアートミステリー小説の虜になり一気に読んでしまった方も多いはず。その、原田マハが書くこの『本日は、お日柄もよく』は小説にしてはめずらしくスピーチがテーマになっている。タイトル通り、このお決まりのフレーズが使われる結婚式のスピーチで、退屈なスピーチと感動を呼ぶスピーチの違いを解説するように物語はスタートしていく。

■スピーチライターという仕事

主人公である二宮こと葉は、幼馴染みの結婚式で感動的なスピーチと出会う。そのスピーチはなんと伝説のスピーチライター・久遠久美の祝辞だった。衝撃を受けたこと葉は、久美に弟子入りしスピーチライターという仕事の世界に足を踏み入れていくのだが……というのがこの小説のストーリーだ。
さて、このスピーチライターという仕事、日本ではまだ耳慣れない職業だが、調べてみるとアメリカでは一般的な職業になっていて、オバマ大統領の「Yes, We Can」はスピーチライターによって生み出されたそう。企業でもスピーチライターを募集しているそうで年収も最も多い層で600万円程度、なかには2000万円ほど貰う方もいるそうだ。確かにスティーブ・ジョブズのように1回のスピーチによって多くの顧客を獲得できるのであれば、企業がスピーチに投資するのもうなずける。

■スピーチの極意十箇条

この小説の最初の1ページ目にはスピーチの極意十箇条が記載されている。参考になるので引用しておこう。

・スピーチの極意 十箇条
一、スピーチの目指すところは明確にすること。
二、エピソード、具体例を盛りこんで原稿を作り、全文暗記すること。
三、力を抜き、心静かに平常心で臨むこと。
四、タイムキーパーを立てること。
五、トップバッターとして登場するのは極力避けること。
六、聴衆が静かになるのを待って始めること。
七、しっかりと前を向き、右左を向いて、会場全体を見渡しながら語りかけること。
八、言葉はゆっくり、声は腹から出すこと。
九、導入部は静かに、徐々に盛り上げ、感動的にしめくくること。
十、最後まで、決して泣かないこと。
(原田マハ『本日は、お日柄もよく』徳間書店,2013年,1P)

これを意識してスピーチに挑むだけで充分立派なスピーチになるだろう。
しかし、これは冒頭1ページ。この小説にはストーリーの中にたくさんのスピーチが上手くなるヒントがたくさん書かれてある。
この夏、遠出の際にぜひ一読してスピーチのレベルアップの一助としては如何だろうか。

(文・酒井政輝)

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『本日は、お日柄もよく』
著 者:原田マハ
出版社:徳間書店

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